公正競争規約とは・・・
公正競争規約とは
- 公正競争規約は、不当景品類及び不当表示防止法(昭和三十七年法律百三十四号)〈以下、景品表示法〉第三十一条の規定により、事業者又は事業団体が、消費者庁長官及び公正取引委員会の認定を受けて、表示又は景品類に関する事項について自主的に設定する業界のルールです。
- 公正競争規約は、事業者又は事業者団体が自らの業界について規定を設けるものですから、その業界の商品特性や取引の実態に即して、的確に、より具体的に、きめ細かく規定することができます。
- 公正競争規約を守ることにより、業界の公正な競争が確保されるとともに、消費者が適正な商品選択を行うことができるようになります。
公正競争規約の効果
- 社会的信頼の向上
公正競争規約を設定したことにより、表示のルールが明確になった業界では、各事業者が自主的に、規約に従って自社の表示を改善することになります。消費者にとっては、自分が普段手に取って見る商品・サービスについて、適正な商品選択をしやすい環境が整備されることになりますから、業界全体に対する信頼が向上することが期待されます。 - 自主的なルールの運用
公正競争規約の解釈・運用は、公正取引協議会が自主的に行っていくことになります。通常、会員についての規約に違反する疑いのある事実に関する調査も公正取引協議会が行います。調査の結果、規約に違反する事実が認められれば、規約の規定に基づいて、警告等の措置を公正取引協議会自らが採ることになります。
公正取引協議会は、公正競争規約に違反する疑いのある事実についての調査活動を行うことを通じて、当該業界における適正な表示や景品類についてのルールの在り方とは何かを、会員と共に絶えず検討し、自ら作り上げていくことができます。