平成8年に実施した「釣用品の製造工程における環境配慮と環境負荷低減に関する実態調査」を基に、平成9年には、環境保全や環境保護に積極的に取り組むべく、環境に配慮した製品開発を啓発し、また、一方ではその具体的な方策として環境対応の意識を高めるべく会員企業に対しては、環境に係わる表彰制度や環境への貢献度を表示することなどを検討してまいりました。
その結果、平成15年には「環境保全に関する自主管理規程」を策定し、自然環境保全事業の一環として、「認定・環境保全マーク事業」を推進することを決定しました。
その後、平成17年には環境適応した製品に対して当工業会独自の認定基準(ライン、ソフトルアー、オモリ)を策定し、その認定基準に合格した製品に対して「環境保全マーク」(eマーク)の表示を許可することとしました。その製品が環境に適応したことを消費者が理解し積極的に活用して頂くことにより、環境保全の一助になればと願っております。
また、翌年、当工業会から会員企業に対し環境に優しい製品開発への協力及び「認定・環境保全マーク事業」への参加を要請した結果、平成19年1月には、5社より当事業への参加依頼があり、その後、新たに認定基準(電気ウキ)を策定しながら、現在までに7社の商品を認定しております。
引き続き、原材料等に係る技術革新の進展・普及などを視野に入れつつ、当工業会としても、地球環境の保護・保全に向けて、努力して参りたいと考えております。